Mai's Blog
ロシアの食堂ごはん おやつ編
プリヴェット!みなさんこんにちは。
いかがお過ごしですか?今日からはおやつ編になります。甘党なあなたは気になるんじゃないでしょうか?ロシアのチョコレートは甘さが日本のチョコレートとは異なり、私には甘すぎて食べられないものもあります。甘さが強いだけではなく、フレーバーも日本とはかなり異なります。ですが、食堂でおやつとして出されていたものは甘すぎず、手作りで美味しいものばかりで気をつけないとあっという間に太りそうなものばかりです(笑)。その中でもわたしのお気に入りである焼き菓子сочень(ソーチェン)を紹介したいと思います。
1トゥヴォーログのソーチェン
2ジャムのソーチェン
外は鳩サブレのようなさくさくのクッキーで中にトゥヴォーログ(カッテージチーズ)やジャムが入っています。この外側のクッキーがほろほろで優しい甘さでとっても美味しいです。わたしはトゥヴォーログのソーチェンの方がすきです。さくさくな食感とチーズのほんのり酸味のあるクリーミーな味が合います。
というわけで今回はちょっと難易度が高いですが、カッテージチーズのソーチェンのレシピを紹介したいと思います。
<トゥヴォーログのソーチェンのレシピ>
【生地の材料】
小麦粉大さじ2
卵1個
サワークリーム150g
砂糖大さじ1/2
バター50g
ベーキングパウダー小さじ1/2
塩一つまみ
【中身の材料】
カッテージチーズ200g
卵の白身1個分
サワークリーム大さじ1
砂糖大さじ2
バニラ入り砂糖またはバニラエッセンス小さじ1
卵の卵黄1個分(照りを出すため)なくてもよい
【生地の作り方】
1 ボウルに卵1個を割り入れ、砂糖を加え、泡だて器でかき混ぜる。
2 さらにサワークリーム、溶かしたバター、塩を加えて混ぜ合わせる。
3 2へふるいにかけながら小麦粉とベーキングパウダーを入れる。よく混ぜて生地が一塊になったら台の上に出す。生地をビニール袋にいれてまたはラップでくるみ、20分休ませる。
【中身の作り方】
1 小麦粉以外の中身に使う材料をボウルへ入れて混ぜる。もし水分が多すぎる場合は小麦粉を少し足して調整する。
【生地と中身を組み合わせる工程】
1 生地は厚さ5mm程度になるまで伸ばしていく。直径10センチ程度の円形にくりぬいていく。
2 円の半分端を残して中身の具を入れていく。半分に折りたたんで軽く押しつぶす。端は閉じても、中身が見えるままにしてもどちらでも良い。
3 オーブンシートをプレートの上に敷き、ソーチェンを並べていく。黄身と水大さじ1を混ぜ合わせたら、はけで、照りを出すためにソーチェンに塗っていく。
4 180度に予熱したオーブンで20分焼いていく。オーブンから取り出し、熱を冷ます。お皿に並べて完成!
ロシアの食堂ごはん13 おやつ編 2
プリヴェット!みなさんこんにちは。
そろそろ夏本番。オリンピックの本番も近づいて来ましたね。実は今年、ノボシビルスクで東京オリンピックの体操のロシア代表選手を選ぶ大会の開会式に、日本人のお姫様役として出させていただきました。なかなかない貴重な経験でした。開会式の後、大会を見させていただいたのですが、生で世界レベルの選手のパフォーマンスを見ることができもう感激でした。迫力と、鍛え上げられた身体に圧倒されました。というわけで、今回は前回に引き続き、ロシアの食堂ごはんおやつ編です。今日紹介するのはこちら、
マンニク
名前はマンニクと言います。カステラに似たスポンジケーキです。優しい味で甘すぎるのが苦手な私でも食べられます。マンニクの語源は「セモリナ粉の」という形容詞からきていて、その名の通りセモリナ粉がこのケーキには使われています。ちなみに、セモリナ粉のカーシャもあります。
<マンニクのレシピ>
【材料 6人分】
セモリナ粉1カップ
バター50g
牛乳1カップ
卵3つ
砂糖1/2カップ
ベーキングパウダー4g
塩ひとつまみ
【作り方】
1 まず初めに牛乳にセモリナ粉を浸して1時間冷蔵庫に置く。
2 ボウルに卵を割り入れ、そこへ、砂糖、塩、バターを加えて、よく混ぜる。
3 2とベーキングパウダーを1に加えよく混ぜる。
4 オーブン用の型に3の生地を流し込む。シリコン製のものであればそのまま生地を流し入れる。そうでない場合は、焼き終わった後に型から取り外しやすくするために、あらかじめ型に油を塗るか、クッキングペーパーで側面をカバーした上で生地を流しいれる。
5 180度に予熱したオーブンで50-60分焼く。
6中まで熱が通って焼きあがったのを確認したら、熱がさめるまで放置する。型から取り出し、好きな大きさにカットしたら出来上がり!ジャムやはちみつなどを添えても美味しい!
ロシアの食堂ごはん14 おやつ編 3
プリヴェット!いかがお過ごしですか?
前回のマンニク、上手く作れましたでしょうか?さてさて今日紹介するのはピローグ…ロシア風のパイになります。このピローグ今回はベリーのピローグですが、キャベツや卵のピローグなど甘くないピローグもあっておいしいです。ロシアは地下鉄の駅構内にパン屋さんがあり、そこに必ずこのピローグが売られています。だいたい一切れ100円から150円で売られています。
ベリーのピローグ
感動的においしい!というよりは家庭的な安心する美味しさです。ピローグのサクサクな生地とベリーのジャムの酸味が合います。日本のパイよりも生地は重くずっしりとしていて、食べ応えあります。
<ベリーのピローグのレシピ>
【生地の材料】
バター200g
卵4つ
砂糖70g
塩小さじ1/2
小麦粉500g
ベーキングパウダー10g
【中身の材料】
好きなベリー300g
砂糖60-90gお好みで
お好きなでんぷん(コーンスターチなど)小さじ1と1/2
【生地の工程】
1小麦粉3カップ(375g)をベーキングパウダーと混ぜふるいにかける。
2 バター冷凍庫で保管し、使用する数分前に取り出しておく。バターを千切りスライサーですり、ボウルで小麦粉と混ぜ合わせる。手で、バターと小麦粉をもみつぶしながら、混ぜ合わせる。ボウルの中心にくぼみを作る。
3 別のボウルに卵を割り入れ、塩、砂糖を加える。フォークで全体をよくかき混ぜる。砂糖が溶け込んだら2のボウルに流し入れる。
4 全体をよく混ぜ、途中で残りの小麦粉を生地の様子を見ながら追加する。卵の大きさやバターの冷え具合などによっても水分が異なるので、生地の水分量を確認しながら小麦粉を加える。生地は弾力があり硬めになるのが好ましい。
5 生地を2等分したら、ポリ袋にそれぞれ入れ、1つは冷蔵庫へ、もう一つは冷凍庫へしまう。
6 45-60分後、生地の形成に取り掛かる。冷蔵庫にしまった生地を取り出し、20×30cm の長方形になるように、伸ばし、油を敷いたアルミホイルの上にのせる。
7 ベリーをボウルに入れ、砂糖とでんぷんを加え、ベリーの実を崩さないように混ぜ合わせる。
8 7の中身を6の生地を上に均等に敷き詰めていく。
9 冷凍庫に保管してあった生地を取り出し、粗千切りのスライサーで8の生地を覆うように均等にすり落していく。
10 完成した生地を180度に予熱したオーブンで30-45分様子をみながら焼いていく。
11 こんがりと焼き色が表面に着いたら完成!