ロシアのスーパー事情 3

ロシアバレエ留学

Sep. 7 2021


プリヴェット、みなさんこんにちは。
今日も引き続きロシアのスーパー事情についてお話していこうと思います。ご存じの通りロシアはとても面積の広い国なので、その土地によって捕れる魚や肉は多少違うと思いますが、私はロシアの中でも内陸に位置するノヴォシビルスクという街に住んでいたので、正直お魚の種類や鮮度はさほど良くなかった気がします。食堂でもお肉が出てくる割合が多く、お魚はたいてい鮭かタラで、調理法も基本的にオーブン焼きの一択って感じでしたね。あとは、お魚のハンバーグのようなつみれのようなものが出たこともありましたが、これはなかなか美味しかったです。スーパーの魚介類もやはり遠くから運ばれてくるので、冷凍保存されているものが多かったです。エビやカニ、イカなどの甲殻類やマグロ、タラなどの海水魚は基本冷凍の状態で売られていました。ショーケースに生の状態で売られているものは量り売りで買うのが一般的で、基本的には鮭などの川魚が売られていました。ノヴォシビルスクに海はありませんが、オビ川という世界第5位の長さを誇る大きな川があるので、おそらくこの川で釣れたものだったのでしょう。この他、オイル漬けや酢漬けにされたサーモンや、ニシン、海藻や貝なども保存がきくのでスーパーで売られていました。ロシアといえばキャビアと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、やはりお祝いなどで前菜に出てくる感じで、一般的に日頃から食べる食材ではないようでした。値段も日本に比べれば安いですがそれでもかなり高級品です。わたしも結局食べる機会がありませんでした。ちなみに、イクラもキャビアもなんちゃって製品がよくスーパーに売られていて、違う種類の魚卵に着色したものや、でんぷんで形成されたものなどが売られていました。キャビアもイクラも頻繁に食べるものではないにせよ、ロシアではどこのスーパーでも基本的に売られている点ではやはり馴染みのある食材といえるかもしれません。

魚のオイル漬けなど、魚介類の加工品売り場