ТРКИ1(ロシア語検定試験1級)に合格するために私がしたこと

ロシアバレエ留学

Nov. 25 2021


プリヴェット、皆さんこんにちは。
実は最近ロシアに戻りました。といっても留学していたノボシビルスクではなくイジェフスクという街です。新しい生活が始まったばかりでバタバタしていました。
相変わらず寒いですが、ノボシビルスクに比べたらまだ我慢できる寒さです。今日はマイナス9度でした。新天地についてはまた別の機会にブログでお話したいと思います。
今日お話するテーマはロシア語検定試験です。
皆さんTOEFL やIELTS などの英語の検定試験はご存知かと思いますが、このТРКИ(テー・エル・カーイー)はいわばそのロシア語版です。試験はリスニング、文法、長文読解、会話、筆記の5科目で1科目60分―90分科目によって異なります。1級ときくと一番難しいレベルと思われるかと思いますが、実は逆で検定は4級まであり4級が一番難しい級となっています。ちなみに1級よりも簡単な入門レベル、基礎レベルというものもあります。
1級合格でロシアの大学入学に値する能力だと判断されます。2級、3級に合格するとロシアの大学院に入学できる語学力を持っていると判断されます。
私は2年前に1級を受けて合格し、今年の夏2級に挑戦して無事合格することが出来ました。
今日は私が1級合格するためにどのようなことをしたかを簡単に紹介したいと思います。
ロシア語の勉強は留学先のロシア語の授業、自習の2つが主でした。ここでは、科目ごとに分けて紹介していきます。
1-筆記ПИСЬМО
筆記で重要なのは字がきれいであること、字が小さすぎず見やすい大きさであることです。汚かったり、細かすぎて見にくいと減点になったり、採点してもらえない可能性があります。試験は時間勝負なので早くきれいに書く練習をすると良いです。
その他に減点対象となるのは、スペルミスや文法が間違っていることです。これに関しては文法をしっかりと身に付けることで解決します。
筆記に関してはひたすら過去問を解き、ロシア語の先生に添削をしてもらいました。文章の文法が正しければ1級の場合あまり問題ないですが、先生が簡潔でロシア語的にきれいな文章に直して下さるので、添削された文章をもう一度書き直しました。また、何度も解いていくうちに同じ間違いを繰り返しているのに気づき、苦手な部分が分かってくるので、(私の場合は動詞の完了体、不完了体の使い方)その都度基礎文法に戻って苦手な分野を繰り返し確認しました。 使用したテキストはロシアで出版されている外国人学生向けの試験対策用のテキストと一般公開されている過去問です。

ロシアであれば購入が可能ですが、ロシアでない場合でも神保町にあるナウカ・ジャパン様で取り寄せ注文ができる可能性があります。また、同じテキストではなくても、ロシアの会社が出版している、ТРКИテスト対策用のテキストであれば問題ありません。
下記リンクは無料でダウンロードできるpdfの問題集なので良かったら見てみてください。

http://astgmu.ru/wp-content/uploads/2016/05/sbornik_testov_po_RKI.pdf

全ての科目の問題集が載っています。
長くなってしまったので、 筆記以外の科目に関しては次のブログに書きますね。それではパカパカ。